Long-term summer internship

八月の下旬に大学生のための短期インターンシップがCDBで行われる。僕らのラボも参加するのだけれど、これは5日間で非常に濃密な体験ができるようにデザインされている一方、正直、実験の醍醐味を味わうにはちょっと短すぎると個人的には思う。

そこでなんだけれど、学部生を対象に夏休みの1-2ヶ月間ラボで研究をやってみたい、という人を募集しようと思う。基本的に、サイエンスに対する情熱というかやる気さえあれば、別に事前知識などはなくてもいい。ただ少なくとも1−2ヶ月の間、サイエンスに集中できる人のみ受け入れる。もし経済的な援助が必要であれば、バイト代くらいは出すし、泊まるところが必要な人は、理研の近くに比較的安く泊まれる場所があるのでアレンジできる。

この夏期インターンシップ募集の目的は二つある。一つは、純粋に人手募集。現在ラボで色々プロジェクトが動いてきて、人の数がいればいるほど助かる状況になりつつある。すなわち戦力を求めている。すぐに戦力になれるか不安に思う人もいるかもだけれど、遺伝学やイメージングなどキッチリ教えるので、心配ない。もう一つの目的は将来の人材育成。僕が研究にハマったきっかけは、学部生の夏休みに2ヶ月間くらいドップリと実験生活につかったことだった。あの夏休みの経験がなかったら、USの大学院にも行っていないだろうし、現在の自分はないと思う。それくらい夏休みに集中的に研究生活を経験したのは強烈な経験だった。そういう場を僕も学生に提供できたら、と思う。

この長期インターンシップは、上記の短期インターンシップとは全然違う。短期インターンシップは、基本的に学生はお客さんだし、研究や実験の美味しいところだけをかじってもらう感じになる。一方長期インターンシップは、お客さんというより、もうラボの一員として一緒に働いてもらう。というわけで、ちょっとでも興味がある人がいたら、気軽にメールしてください。